サブスクビジネスの成功事例・失敗事例から学ぶ!ビジネス成功を左右する違いとは?

2024年1月30日
2024年1月19日

数あるサブスクビジネスの中で、サービス成功と失敗の違いはどこにあるのでしょうか?

この記事では、成功したサブスクビジネスと失敗したサブスクビジネスの事例を通じて、サブスクビジネスの鍵となる要素を明らかにします。

成功の秘訣や落とし穴に学びつつ、あなたのビジネスに生かすためのヒントを探ります。

サブスクビジネスの成功事例

成功事例ジャンル「食品」

1. Oicsix(オイシックス)

Oisix

Oisix(オイシックス)とは、有機野菜など安心安全でおいしい食材を宅配してくれる定期食材宅配サービスです。 一人暮らしやビジネスマンなど、料理をする時間を確保できないという方におすすめのサービスです。

コンビニ弁当やインスタント食品で済ますよりも、健康的でクオリティが高い食事を摂取することができます。また、必要な分量のみ食材が届くので、食品ロス防止にもつながります。

成功事例 3. パンスク

パンスク

パンスクは、日本全国の名店からおいしいパンが届くサブスクサービスです。

独自の冷凍技術によって冷凍保存されたパンは、解凍して温め直すだけでパン屋さんの味を再現することができます。

また、どんなパンが届くかは箱を開けてからのお楽しみになっているので、普段選ばないような新しい出会いを楽しめるのも魅力の1つです。

成功事例ジャンル「アパレル」

1. MECHAKARI(メチャカリ)

MECHAKARI

MECHAKARI(メチャカリ)は、月額定額で新品の洋服が借り放題のサブスクサービスです。
豊富なコーディネートから好きなものを選ぶだけで、注文から3日前後で洋服が手元に届きます。

また、洋服を返却する際にもクリーニング不要な点や、気に入ったものは割引価格で買い取れるといった付加価値も成功の秘訣であると言えます。

成功事例ジャンル「車」

1. KINTO(キント)

KINTO

KINTO(キント)は、ライフスタイルに合わせてトヨタの新車に乗れる車のサブスクサービスです。車を維持するのに必要な諸経費を月額定額で支払うことで、トヨタの人気車種に乗ることができます!

また、クルマ購入における、商談・任意保険・自動車税の支払い・メンテナンスなど、さまざまな面倒も不要になります。

成功事例のまとめ

今回紹介した成功事例からの重要なポイントをまとめると、

  • 付加価値に魅力を感じた
  • 不要な点を解消できる
  • 楽しみが増える

このような点が、成功へ導くためのヒントになりそうです。

どのサービスもユーザーの不満や悩みを上手く解消してくれるサービスね。

サブスクビジネスの失敗例

失敗事例ジャンル「食品」

1. 牛角: 焼肉食べ放題サブスク

月額11,000円で「牛角」で焼肉食べ放題という人気のサブスクでしたが、わずか2ヶ月足らずでサービス終了に至ります。

サービス終了の理由としては、利用客が増え過ぎてしまったことでした。

想定を大きく超えて利用者が増えたため店に入れない人が出てくるなど、利用者の不満を招くことにもつながりました。

中には1ヶ月の間に22日間通うユーザーも現れ、焼肉好きの人が月に何回も来るということは予測できなかったようです。

2. SAKELIFE(サケライフ)

SAKELIFE(サケライフ)は、ユーザーの好みに合わせて厳選した日本酒が届くという宅配型のサブスクサービスで、2013年2月にサービスを開始しますが、翌年にはサービス終了に至っています。

「日本酒に興味はあるが、選び方がわからない」というユーザーのニーズに応じた人気あるサービスでしたが、利用ユーザーが次第に自分の酒の好みや酒の選び方に関する知識がつき、一定期間契約後に解約してしまうという流れになりました。

そのため、特に不満はないが継続する必要がなくなった、という継続性が起因の撤退ケースです。

失敗事例ジャンル「アパレル」

1. AOKI: suitsbox(スーツボックス)

スーツで有名なAOKIは「suitsbox」というスーツ・シャツ・ネクタイなどのサブスク事業を、サービスリリースから半年で撤退しています。

若者をターゲットに、所有ではなく使用できるスーツとして開発したが、実際の利用者層は40代が中心となり、ターゲット層から大きく外れるという想定のズレがあった。

また、ユーザーが求めるデザインやバリエーションを増やすことが難しく、システム構築費や運用コストがかさみ撤退を余儀なくされた。

2. ZOZO: おまかせ定期便

>ユーザーの好みに合わせた服を定期的にお届けし、気に入ったものを購入できるというZOZOTOWNの「おまかせ定期便」というサブスクサービスは、開始1年あまりで撤退しています。

ユーザーの好みや注文履歴などから選んだアパレル商品を1~3ヶ月毎に届けてくれるというサービスでしたが、既存会員の購入率が低く、もともと洋服選びにこだわりを持つ服好きのユーザーに対してのニーズは少なかったのが撤退する理由になったようです。

失敗事例のまとめ

これらの失敗事例から言えることは、「意外なところに落とし穴がある」ということです。

  • ユーザーのニーズが異なる点にあった
  • ニーズがあり過ぎて対応しきれなかった
  • ニーズは満たしていたが、継続性を正確に判断できていなかった

など、想定外のことが起こる可能性が非常に高いです。
そのため、サービスを始める前の綿密な分析・想定・設計が重要であることがよくわかります。

全てを予測することは難しいけど、いろんな視点からサービス設計をしていくことが本当に大切なんだ。

【事業者向け】サブスクビジネスのメリット・デメリットを解説!
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